わたしたちが作るのは、『made in JAPAN』のレザーアイテム
慌ただしく過ぎていく日々の中で、何が大切で、何がそうじゃないかを
自分の目で見極め、一日一日を丁寧にシンプルに暮らしたい。
そんな日常をそっと寄り添う「kissora」
使いつづけることで愛着が湧いていく、
そう実感していただける製品づくりに込めた想いとともに、
新ラインナップをお届けします。
《 Cover image 》
オリーブヌメシリーズ / KIOB-078
W280×H330×D110mm
29,700円 税込
Bag Series
アマーレ / KIOB-132
W270×H280×D110mm
19,250円 税込
Tommy トミー
がま口をメインに採用したキソラの超ロングセラー。セミアニリン仕上げの為トラブルにも強く、気兼ねなくお使いいただきやすいシリーズです。
トミー / KIOB-133
W290×H165×D130mm
20,350円 税込
マルシェ / KIMI-133:BLU
W300×H200×D110mm
14,850円 税込
マルシェ / KIMI-132:BLK
W360×H280×D130mm
20,350円 税込
マルシェ / KIMI-134:ORG
W220×H140×D90mm
10,450円 税込
マルシェ / KIMI-135:GRN
W170×H130×D70mm
9,680円 税込
Olive Nume オリーブヌメ
革の製造過程でイタリア産のオリーブオイルを使用した、ナチュラルな風合いが魅力の国産牛革を使用。フルベジタブルタンニン鞣し特有の革本来の経年変化を楽しめます。
オリーブヌメ / KIOB-134
W330×H360×D100mm
33,000円 税込
Laboro ラボーロ
傷の多いタンニン鞣しの国産牛革をあえてそのまま使用。裏地無しで切りっぱなし、一枚革仕立てのカジュアルなデザインです。傷や色ムラをそのまま商品に落とし込んでいるので個性の強い仕上がりになっています。
ラボーロ / KIIS-135:GRN・CAM
W230×H260×D80mm
9,900円 税込
ラボーロ / KIIS-136:CHO・NVY・RED
W130×H200×D60mm
7,260円 税込
Quadro クオドロ
人気シリーズ「オリーブヌメ」の素材に、型押しとアイロン処理を施してツヤを出した革を使用。傷や日焼けに比較的強く、扱いやすいシリーズです。
クオドロ / KIOB-117
W290×H200×D100mm
23,100円 税込
クオドロ / KIOB-116:CAM
W300×H380×D115mm
29,700円 税込
クオドロ / KIOB-118:GRY
W240×H170×D100mm
19,800円 税込
クオドロ / KIOB-119:ORG・GRN
W160×H220×D50mm
10,450円 税込
Lavare ラヴァーレ
姫路産の国産牛革に製品洗いを施したカジュアルなメンズシリーズ。製品洗い加工特有の硬さがありますが、使い込む程に柔らかく馴染み経年変化が楽しめます。
ラヴァーレ / KITK-043
W420×H270×D140mm
39,600円 税込
ラヴァーレ / KITK-044:GRN
W300×H160×D70mm
24,200円 税込
ラヴァーレ / KITK-046:BLK
W140×H175×D45mm
18,150円 税込
ラヴァーレ / KITK-042:BLK
W340×H360×D120mm
42,900円 税込
ラヴァーレ / KITK-045:BRN
W290×H205×D40mm
24,200円 税込
Wallet Series
Bellissima ベリッシマ
非常に柔らかな軽量国産牛革に、肉厚で高級感のあるロゴ入りのがま口を合わせたシリーズ。カードや小銭の収納など、使い勝手を追求しました。
Mediceo メディセオ
手染めのイタリアンレザーにアイロン仕上げを施した高級感のあるツヤ感が特徴的なシリーズ。男女を問わないシンプルなデザインでギフトにもオススメです。
Nevada ネバダ
イタリアの老舗タンナー、ブレターニャ社のフルベジタブルタンニン鞣しのレザーを使用。余計な加工は行わず、革本来の表情が色濃く残る味わい深いシリーズ。ベーシックなデザインで、革の良さをストレートにお楽しみいただけます。
ネバダ / KIAS-041:NVY
W120×H90×D20mm
14,850円 税込
ネバダ / KIAS-040:CAM
W130×H100×D25mm
15,950円 税込
ネバダ / KIAS-039:GRN
W200×H100×D25mm
20,900円 税込
ネバダ / KIAS-042:YEL
W125×H95×D15mm
11,000円 税込
ネバダ / KIAS-043:WINE
W110×H85×D20mm
9,350円 税込
ネバダ / KIAS-044:GRY・BLU
W105×H60×H20mm
7,150円 税込
Dinita ディニタ
オイルをふんだんに含ませた素上げの国産牛革を使用したメンズ財布シリーズ。ナチュラルなシボをそのまま生かしワイルドな雰囲気が特徴で、経年変化によって魅力が増します。
HG Nappa HG ナッパ
軽量で柔らかいイタリアンレザーを使用したメンズ財布シリーズ。使い込むことで色が深まり、アイロン仕上げ由来のキラッとしたツヤから、革本来の柔らかいツヤへと変化していきます。
We Love Sustainable!
毎日の暮らしに必要なアイテムを、「長く使える」、「環境への負荷が少ない素材」というサステナブルな視点で選ぶ人が、増えています。あまり知られていませんが、本革は食肉の副産物(畜産動物からお肉をいただく際にでる皮)です。狩猟採集の時代からずっと、持続可能なひとの暮らしを支えてきた、とてもサステナブルな天然素材です。今シーズン、kissoraは、東京産の豚革を使用したとびきりサステナブルな新シリーズを誕生させました。
新シリーズ「マイアーレ」(イタリア語で豚の意味)は、革の表面にナチュラルマークが多いことが特徴の豚革を、まるごと愛して製品に仕上げました。じつは東京は、世界有数の豚革の産地。その革を、東京の職人の手によって加工した、生粋の「Made in Tokyo」でもあります。豚革素材も、それを扱う技術も、次の世代にしっかり受け継がれてほしい。そんなサステナブルな未来への希望がつまっています。
いまさらだけど革ってスゴい。
皮革・革製品のサステナビリティを広く発信している川北芳弘さんをお招きし、ふだんはあまり意識されていない、素材としての革の魅力を語り合いました。
「革のなめし技術」は爆誕だった!?人類にとって、スマホの登場より衝撃的だったはず。
秋月忘れられがちですけど、革って、天然素材ですよね。
川北そうなんです。あたりまえすぎて、革製品を扱うショップの店員さんでさえ忘れている、革素材の良いところというのがあって。
秋月それを共有するために、川北さんは革のサステナビリティを発信する、シンキング・レザー・アクションという活動を立ち上げられましたね。
川北まずは、さまざまなデータを集めました。たとえば食肉用の牛は、日本で年間約100万頭です。その皮を「なめし」という技術を使って革素材に加工して、革製品にするのですが、その量は、ハンドバッグだと769万個分、革靴だと2,500万足分です。もし皮を利用せずに焼却していたら、大量のCO²が排出されてしまう。皮を利用すること自体が、環境への負荷を減らしています。
秋月そもそも、本革の材料となる皮が「食肉の副産物」であることも、あまり知られていませんよね。
川北そうなんです。だから、「革製品のためだけに、動物の命をいただくことはありません」というメッセージも積極的に発信しています。
秋月動物の皮を捨てずに、腐らない加工をする技術を手に入れた人類、偉いですね。
川北ですね。ただ、そのスゴさが、長い歴史のなかで忘れられてしまっていることが、問題でして。想像してみて欲しいのですが、仮に今日、なめし技術が誕生して、昨日まで捨てていた皮が、バッグや財布になるぞ!となれば、とんでもないインパクトだと思うんです。
kissoraは、ナチュラルマークをナチュラルメイク。なんか、韻を踏んでる。
秋月天然素材ということでいえば、革には傷やホクロ、シワなど、動物の「生きた証」が残っていて、kissoraではそれらを隠したり、切りとって捨てたりせず、自然な風合いとして製品に残しています。
川北そういう傷やシワを「ナチュラルマーク」と呼んだりもします。1つとして同じものがないことに価値を認めて、喜んでくださるお客さまがいます。
倉持そんな呼び方があるんですね。
秋月一般的な革製品では、傷や色ムラなどを隠すために、革の表面に塗料を重ねて「厚化粧」をさせていますが、kissoraの製品は、例えるならどれも「ナチュラルメイク」です。薄化粧のよさは、表面を塗料で塗りつぶさないので、革本来の経年変化による深みのある色合いやツヤを楽しめるところです。
川北ナチュラルマークのある革を捨てずに使うのですね。廃棄部分を減らすというkissoraさんの姿勢はサステナビリティに貢献しています。
豚革は、ナメられてる?使うことで現れる美しさを広めたい。
倉持今シーズン、kissoraでは豚革の価値をもっと高めたいと思っています。
川北豚革は通気性がよく、丈夫で軽くて機能性が高い、素晴らしい素材です。しかしながら靴の内装など、見えないところに使われることが多いのが現状です。
秋月そこでkissoraは、マイアーレという豚革を使ったシリーズを企画しました。ナチュラルマークを隠さずに、バッグや財布に仕上げています。ただ、豚革の傷やシワの部分を「そのまま残して」と発注したら、裁断の職人さんに、とても驚かれました。
倉持ありえない!って(笑)。これまで「色ムラや傷のある部分は、製品に使わない」を常識としていた方に、「そこも捨てずに使います!」というのを信じてもらうのは思っていた以上に大仕事でした。
川北それは、使う人の価値観も変えそうですね。長く使い込むうちに、革が経年変化して、傷の部分が逆に「かっこいい!」となったり。そもそも革は丈夫なので長く使えて、つまり生産から廃棄のサイクルが長くなるので、その点でも環境への負荷を減らしているといえます。
秋月今日は、革素材の魅力を様々な観点で確認できました。川北さん、有難うございました。
知るほど、Loveが深まる。
もっと多くの方に革製品の良さを知っていただき、
豊かで持続可能な未来へ、みんなで歩んでいきたい。kissoraは、そう考えています。
「おいしい!」のあとは、「すてき!」がだいじ。
食肉用の動物は、さまざまな部位が化粧品や医療、肥料などの原材料として活用されています。皮革もそのひとつ。廃棄するのではなく、革製品に仕立て、暮らしに役立てることは、エコロジーな行動といえます。
長く一緒にいられるように。できることを、ぜんぶ。
モノをつくるときも、捨てるときも、地球環境に負荷がかかります。だから短いスパンで次々に買い替える暮らしよりも、ひとつのモノを長持ちさせる暮らしのほうが、サステナブルです。丈夫な革製品を、より長く愛用していただけるよう、kissoraでは、お手入れや修理などを通じて、お客さまと革製品の長い付き合いを、全力でサポートします。
ありのままを愛でたい、ナチュラルマーク。
kissoraでは、革素材にのこる「生きた証」を、廃棄したり、隠すことなく、自然な風合いとして残しています。
オンリーワンと出会う楽しさを、kissoraで。
kissoraの店頭では、長い時間をかけて、どれを買おうか選ばれているお客さまをよく見かけます。それは、同じデザインの製品でも、素材の革ひとつひとつに個性があるからです。
そして使い始めて、ともに過ごすなかで変化していく革の表情も、またオンリーワン。こんなふうに深まるモノへの愛着が、暮らしを豊かにすると考えます。
Fun Life!
もっと自由に。革と暮らそう。
ブランド10周年を記念して、2022年に横浜赤レンガ倉庫店で生まれた生活アイテムシリーズ。ルームサンダルやクッション、ティッシュケースなど、おうちで毎日使うアイテムに加え、ノートパソコンケース、カメラストラップ、エプロンなど、リモートワークや趣味のDIY、アウトドアなどに役立つアイテムも増えました。長く使えて、暮らしに馴染んでゆく。革とともに楽しむライフスタイルを、はじめませんか。
緊張感が、ハンパない。そこが修理の楽しさ。
たとえばバッグの内ポケットのほつれを直すとき。つくった工程とは逆の手順でバッグを必要なところまで分解し、それから縫い直します。お客さまと時を過ごしてきたかけがえのないバッグに、もしもの失敗があってはならない。だから、慎重に針穴を1つ1つひろって。kissoraにとって修理は、お客さまの想い出も一緒にお預かりする大切な仕事です。メンテナンスのご相談や修理のご要望を、お待ちしています。
革は使い込んで、
ナンボ。
ね、いい味でるでしょ。
革には「育てる楽しみ」があります。店頭に並んでいるのが完成品ではなく、1年、2年と使い込むことで、革本来の持ち味、独特の表情が現れて、オンリーワンの完成品に育っていきます。