《活動報告》
クラウドファンディング

シンプルを追求した
『オーダーメイド本革トートバッグ』

サックスバーのオリジナルブランドkissora(キソラ)による初の試み、クラウドファンディング「シンプルを追求した『オーダーメイド本革トートバッグ』」が2023年1月末をもって幕を閉じました。2022年夏頃よりスタートしていた本企画。ゼロから始めた試みの中で多くの葛藤がありながらの目標達成を果たしたその結果とともに、その過程にあった出来事を本ページでまとめております。本プロジェクトの担当、kissora チーフエディター倉持によるコメントもございますのでぜひご一読ください。

record

約2ヶ月にわたる製作期間の記録

30日間のクラウドファンディングで14名の方々からご支援いただいたアイテムはキーホルダー12点、パターンオーダーバッグ11点。それぞれ革の本体色とステッチカラー、加えてオーダーバッグはハンドルカラーがオーダー可能で、多くのバリエーションが生まれる結果となりました。

オーダーバッグに関しては一つとして同じ組み合わせがなく、無二の仕上がりでした。その分、製作者はオーダーいただいたパターンに間違いがないことを慎重に確認しながら作業を進めていくことになりました。学生時代よりレザークラフトを始め、これまで多くのアイテムを製作してきた製作者の倉持ですが、これほどのレベルの鞄を限られた時間の中で作製することは初めてとのことで、彼自身にとっても大きく実りのある期間だったようです。日々の業務をこなしながら過ごされた2ヶ月にわたる製作期間は、写真から感じ取れる時間より長く、濃いものでした。「自分の持ちたいバッグ」が「人に届けたいバッグ」に変わり、表面の仕上げから、コバの処理にあたる細部まで妥協を許さない仕上がりが職人の商人魂を感じさせました。昨年で10周年を迎えたkissoraが大切に掲げてきた《made in Japanの職人の技術を大切にしながら、お使いいただく皆様へ寄り添うことのできるブランド》そのコンセプトを具現化するような活動ができたように思います。革がバッグなどのアイテムとなりお客様の手で育てられたその先を思うと我々も楽しみな気持ちでいっぱいです。またどこかの機会でアイテムを通して皆様と対話できることを楽しみにしております。

workshop

リターンとして開催した
ワークショップの様子

クラウドファンディング終了後、リターンの一つとしてワークショップを開催いたしました。製作したのはスマホポシェット。こちらは革パーツの素材と糸色を選べる仕様で行いました。ご参加いただいた方々はいずれもワークショップやレザークラフトの経験は初めてとのことで、不安な面持ちながらも期待を胸にお越しくださいました。今回のワークショップはミシンを使用しない手縫いでの製作となりご自宅でも実践いただける内容での開催で、ワークショップの工程の中では製作方法の説明だけでなく、革にまつわる知識やものづくりにおける工夫なども伝えられ、講師を務めた倉持の持ち前のトーク力も加わり、3時間にわたるワークショップはあっという間に終了しました。ご参加いただいた方々はkissoraユーザーとのことで、素材が製品となる感覚を実感されるとともに、改めて革の魅力、kissoraアイテムのこだわりも知ることができたと伝えてくださいました。

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voice

ご支援者の方々からいただいた
メッセージをご紹介します

先ほど届きました。素敵なバッグを作っていただきありがとうございました。使うことで育っていくんだろうなと、これからがまた楽しみです。今回はこのような機会をいただき、私にとってもいい経験となりました。これからもkissoraさんを応援していきます。Yさん

本日、受け取りました。期待以上の良いものでした。これから日々の相棒として使わせていただきます。Yさん

待ちに待ったkissora倉持氏のクラファンバッグが届きました!使い込むことで色が深まり自分色に変わっていくのがワクワクです♪ Tさん

お世話になります。バッグ、予定日に受け取りました。想像以上に素敵で、そして直筆のメッセージと、革のサンプルにも感動しました。ありがとうございます。また、活動報告も拝読しました。たくさんの写真、とても興味深かったです。友人に「これ、このバッグ」と自慢しようと思います。作ってくださった人の顔が見えるバッグです。このバッグを使う限り、きっと何度も倉持さまの仕事に対する姿勢を思い、自分も見習おう、頑張ろうと励まされるのではないかなと思います。大事に大事に使わせてもらいます。これからも素敵なモノづくりを発信されることを応援しています。この度は素敵なバッグを本当にありがとうございました! Sさん

after the production

制作を終えた
本プロジェクト担当者倉持聡より

まず初めに、今回クラウドファンディングにご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。これまでも自ら生産したものを沢山のお客様にお求めいただいてきました。直接お客様に説明をさせていただくことで製品の拘りやメリットだけでなく、デメリットや注意点などをしっかりご理解いただくことができたと思います。今回の企画に関してはキャンプファイヤーというプラットフォームを通じ、如何にして商品のポイントをお伝えできるかが不安でした。
もちろん、「ものづくり」という点に関して全く不安はありませんでしたが、自分で拘って作ったバッグが、どれだけの方に、どのように伝わるのか、初めてのことばかりで戸惑いもありました。
素晴らしい撮影&編集チームの努力も実り、結果的には沢山の方にご支援いただき無事にリターンをお届けすることができました。
しかしながら革製品は使いこんでからが勝負です。もちろん傷や故障などのトラブルも起きると思います。そんな時こそ腕の見せ所だと思っていますので、今回ご支援いただいた皆様のバッグを逆に支援できるようこれからも精進していきたいと思います。

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