倉持聡の挑戦2 クラウドファンディング始めます

10th anniversary kissora

僕の所属しているブランド「kissora」が
ついに10周年を迎えました。
常日頃からkissoraを愛用し、愛してくださる皆様に支えられて
ここまで来れたと思っています。
これからもどうぞkissoraをよろしくお願いいたします。

倉持聡

kissora + kuramochiii

僕とkissoraの物語

ソラマチにあるkissora第1号店ができたばかりの頃。貴重な1枚だ。

初めは鞄屋さんの販売員を3年ほどしていました。ある日、革専門のブランドをソラマチに立ち上げるという話があり僕に声をかけてもらいました。実は入社するときに自分が趣味で作ったレザークラフトの小物を持参していて「革が好きです!」とアピールしていたのですが、そのことを覚えていてくれたようで。それで声をかけていただいたという流れです。

kissoraスタートのプレッシャーに震えながら通った思い出の道

自社のプライベートブランドを立ち上げるということで、不安感がかなり大きかったです。自分自身、ただ革と物作りが好きというだけでプロジェクトに参加している状態で、ノウハウも無く何も分からない。でも1年半ほどかけて準備をしていく中でいろいろな事が分かってきました。そうした中で場所も決まり、商品もできて、働く人も決まった。いよいよ着地点が見えてきた!…という時期から不安感がどんどん濃くなってきて。本当に大丈夫かな?というプレッシャーがものすごくて、ソラマチのお店が開店する1ヶ月前は本当に生きた心地がしなかったですね。僕は当時ソラマチの近くに住んでいたのですが、仕事が終わり帰宅したのに、kissoraプロジェクトが心配で心配で怖くなっちゃって、すぐまたソラマチのお店に舞い戻って夜な夜な1人でミシンの練習とかしてました。

僕と秋月さんの物語

kissora立ち上げにあたり主任として任されていたのが秋月さん。右も左も分からなかった僕に全てを教えてくれました。まさに「兄貴的存在」です。今も二人三脚でkissoraを盛り上げるために試行錯誤しています。

実はここだけの話、秋月さんと出会えたことは本当に僕の中で大きな出来事だったと思います。この出会いがあったからこそ、今の僕があると言っても過言ではありません。本当に大好きな兄貴ですね。

秋月さんの第一印象ですか?チャラかっt…いえ、若かったですね(笑)ブランドの企画が持ち上がった時、本社に呼び出されたんです。僕みたいな田舎者の若造がいきなり本社に呼ばれたらドキドキする訳ですよ。で、スーツ着込んで電車で向かって、緊張しながら指示されたデスクに行ってみると、メチャクチャラフな服装の秋月さんが高速でパソコンのキーを叩いていて。顔も見ずに二本指で名刺を挟み、スッと差し出して「よろしく。」と言ったんです。カッコイイ〜www

秋月さんとは相性が良かった。初めて会った時からなんとなくシックリいった感じです。今でもその関係性は変わっていなくて、kissoraのために何ができるか2人でよく意見を出し合います。立ち上げ当初は僕もまだまだ新米で頼りなかったけれど、今はそれなりの経験値もあるしkissoraのことをいつもいつも考え続けてきたという事を秋月さんは知っているので、僕の意見はしっかりと聞いてくれます。これは今も昔も変わらない2人の姿勢ですね。

そして10周年

kissoraの第1号店はソラマチのお店で、今でも常連さんが来てくれる僕にとっては思い出深い場所です。現在では全国に17店舗(2022年現在)あるkissoraですが、たった1店舗から始まったと思うと感慨深いですね。不安の中で始めたブランドでしたが、綿密に準備した甲斐もあり多くの人に受け入れられました。苦労した…という意識もほとんど無く、初めから順調に船を漕ぎ始める事ができた印象です。あれから10年…こんなに長く続ける事ができて感無量です。まだまだ続きます!

kissora開店当時の倉持氏。艶やかな髪、キュートなボーダー、初々しさが残る1枚だ

今後はもっと全国を飛び回りたいと思っています。全ての店舗を回って『そもそもkissoraとは何か』…その原点を伝授して回りたいです。そうする事で遠く離れた店舗にもkissoraの血が通い、僕たちの始めたことがもっと深く濃く、お客様に伝わるのではないかと考えているからです。もちろん、それぞれの店舗を守ってくれている店長や全ての店員さんたちは大事なkissoraの仲間。困っていることや悩みをもっと打ち明けてもらって、機会があれば呑みに…いや、ミーティングの場をもうけて一致団結してやっていきたいです。

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kissora立ち上げから関わり、革職人としても活動する倉持聡。
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