2024.10.23
【天童店】革と帆布とあなたとわたし。
革と帆布とあなたとわたし。
今回の店舗ブログは天童店が担当させていただきます。
10年前、東北初のkissoraとして産声を上げた当店は
山形県13市のなかで1番小さい天童市に佇んでおります。
もう10歳、まだ10歳、猫の10歳は人間でいう56歳に相当するそうです。
立派な大人ですね。
当店はまだまだ成長途中です。
そんな天童市は小さいながらも温泉、将棋、サッカーなど魅力がぎゅっと詰まっています。
さながらソウルフードの芋煮のような具沢山で味わい深い街です。
当店のおすすめ商品は
(株)三香堂 様とコラボしたkissora×日乃本帆布のバッグです。
同じ山形県の米沢市に工房を構える三香堂 様の帆布生地を使った
バッグや財布などは地元のみならず様々な観光地でも人気があります。
その布とは思えない機能性や頑丈さ、使うほどにあらわれる独特の表情は
ファッション性もありながらどこかノスタルジックな「日本らしさ」を感じることができます。
このバッグを持っているお客様を見ると
カジュアル一辺倒ではなく意外とキレイめなファッションに合わせている方をよく見かけます。
いつの間にかファッションを方程式のように凝り固まった考えで構築してしまいますが、
それとは違う「ハズシ」的な使い方もアリなんだなと学ぶことが多々あります。
昔、恩師の方にこんなことを言われました。
「俺がこの世を去ったとき、履いていたブーツを見ろ。きっと良い旅をしたとわかる。」と。
革製品を扱うようになった今、その言葉の意味がわかるようになりました。
革にしても帆布にしても、
使っていくなかでその人の「生きた証」が刻まれていきます。
大事に磨いた表面の美しさも、傷や汚れを隠さない粗野な風貌もどちらも魅力的です。
最寄駅にある将棋駒をイメージした建造物
勝手にパワースポットだと思っています。
おわりに
TikTokやInstagramなど端的で断片的な情報が好まれる昨今、
ブログという逆にアナログになってしまった手法を久しぶりに扱いました。
感情やストーリー性を過不足なくお伝えする(受け取る)ために
ブログを書くことや読むことが好きなのは世代だからでしょうか。
今回は店紹介に重点を置きましたが、
また機会があれば色々と書かせていただきたいと思います。
お付き合いありがとうございました。