ページ
TOP

WHAT’S leather?
革の特性を知る

  1. TOP
  2. 革の特性を知る

革の特性を知り、
ありのままの味わいを楽しむ。

“革”は、染色やなめしなどの加工工程を経る前は
毛がついた動物の“皮”です。
そのため、すべての革には、 シミ、傷、シワなど、
動物として生きていた証が残されています。
このような跡は、色を塗ったり、強い加工を施すことで
ある程度きれいにすることができますが、
kissoraではそういった加工をほとんど行っていません。

なぜなら、強い加工によって表面上は綺麗になっても、
革本来の風合いが失われてしまうから。

加工された美しさよりも、
ありのままの味わいを楽しんでほしい。

それが、kissoraの商品とともに受け取っていただきたい
本当の豊かさです。

01

“染色”を知る。

革を染めるのには、
「染料仕上げ」と「顔料仕上げ」があります。

「染料仕上げ」は、染料のみで仕上げるため、
透明感があり、自然な風合いを残す仕上げ方です。

一方「顔料仕上げ」は、
顔料で革の表面を覆ってしまうため
革の傷やムラが消え、均一な仕上がりに。 kissoraの“染色”を知る。 kissoraでは「染料仕上げ」の素材を
多く使用しています。

02

“なめし”の種類を知る。

なめしにも2種類あります。
それが「タンニンなめし」と「クロームなめし」。

「タンニンなめし」は、
植物の渋など自然由来の成分を使用してなめすため、
時間と手間がかかりますが、
革の風合いを活かすにはもっとも適した手法です。

一方「クロームなめし」は、
化学薬品を用いるため軽く柔らかな素材になり、
大量生産には向いていますが、
革の風合いは多少損なわれます。

“なめし”の種類を知る

kissoraでは「タンニンなめし」の素材を
多く使用しています。
染め、なめしともにどちらが優れている、
ということではなく、それぞれに一長一短があるのです。

03

“傷”の特性を知る。

加工する前の原皮には、
動物が生きている間にできたさまざまな跡が残されています。
引っ掻かれたような傷、虫刺されの跡、
無数のシワ、血管の筋などです。
kissoraの革はそうした”生きた跡”を
加工で無理に消すことなく、自然な風合いとして残しています。

  • バラ傷

    バラ傷

    樹木やほかの動物の
    引っかき傷が治癒した跡

  • 虫喰い

    虫喰い

    虫に刺された跡

  • トラ(首などのシワ)

    トラ(首などのシワ)

    首や関節など、常に曲げ伸ばしを
    行っていた部位

  • 血筋

    血筋

    皮膚の下の血管が通っていた跡

  • 黒点(ホクロ)

    黒点(ホクロ)

    牛にもホクロがあり、
    その箇所も千差万別。
    これも天然の証のひとつです。

  • かさぶた跡

    かさぶた跡

    怪我をしてかさぶたになり、
    治癒した跡が残ったもの。

04

“シリーズ別”の革の特性を知る。

kissoraでは、さまざまな革を使用しています。
国産の牛革でも、産地や加工の違いで、
風合いや経年変化が異なります。
イタリアの伝統的な製法で仕上げられた革や、
カラーオーダーにも使用される東京の国産革など
ひとつひとつに革の特性があり、
どれもこれもがkissoraらしい、
長く付き合える愛用品へと変化していきます。
ここでは、代表的なkissoraのシリーズの革を紹介いたします。

  • 栃木レザー 栃木レザー 国産牛革
    Tochigi Leather - 栃木レザー -【国産牛革】
    オイル感があり、表面のシボ感はほとんどなく、スムースでマットな革ですが、使う程に増す柔軟性とツヤ、色の深みが存分に出てきて、独特な風合いのアイテムに変化していきます。
    MORE
  • ロロマシュリンク ロロマシュリンク 国産牛革
    Loloma Shrink - ロロマシュリンク -【国産牛革】
    ロウを塗り込んであり、初めの状態は白い粉がかかったような表情ですが、使っていくうちにその白粉も消え、美しい吟面が表れてきます。使い込むと更に深い色味とツヤを得ることができます。
    MORE
  • ミネルバボックス ミネルバボックス イタリア牛革
    Minerva BOX - ミネルバボックス -【イタリア牛革】
    革の表面の小さな傷やシワが隠れにくく、またデリケートなため爪傷が付きやすいという特徴がありますが、指で撫でることですぐにキズが隠れます。経年変化による艶具合や風合いの深まりも短期間の内にお楽しみいただくことができます。
    MORE
  • エピカ エピカ 国産牛革
    Epica- エピカ -【国産牛革】
    姫路産のオイルレザーを使用。ふんだんにオイルを含んだ革は、もっちりと手に吸い付くようなタッチ感の良さで、経年変化も存分に楽しめます。
    MORE
  • アマーレ アマーレ 国産牛革
    Amare - アマーレ -【国産牛革】
    この革は、脱クローム鞣しという技法で作られております。脱クローム鞣しとは、クローム鞣しをおこなった後にクロームを抜いて、そのあとタンニンを入れて鞣し、ヌメ革に近い風合いに仕上げており、持つと革がギュッギュッと鳴きます。使い込んでいくことでエイジングも得ることができます。
    MORE