『made in JAPAN』のレザーアイテムとして定評のあるブランド『kissora』立ち上げメンバーとして携わり、キソラ1号店の店長を経て、今は総合チーフエディターとして活動している彼は革職人としての顔も持つ。10代の頃から独自でレザークラフトを嗜み、人が好きで人に興味がある自他共に認めるコミュ力激高な人。「自分はラッキーな立場。だってお客さんとワイワイお喋りができて、なおかつ大好きな革で物を作れる仕事なんて。毎日が楽しくてしょうがないです!」と、笑顔で話してくれた。
物作りの先に人がいる、そんな彼がいかにしてこだわりのバッグを作り出し、クラウドファンディングに挑戦することになったのか見ていきたい。
最近になって自分の仕事道具が決まってきた。…というか、ノートPCとスマホと財布とキーを持てば大丈夫!っていう最低限の持ち物が決まってきました。それを機に、自分用の新しいバッグを作ってみようと思い立ったのが始まりです。
今までは割とショルダー系のバッグを好んで使っていたので、今回はあまり使ったことのないトートバッグを作ってみようかなと思いました。どうせ作るなら、完全に自分仕様。自分が欲しい究極のバッグにしたいと考え、余分な部分を全て削ぎ落とした最強にシンプルでタフなトートにしました。これは本当に渾身のワガママトートバッグです(笑)
仕事が終わった後、夜な夜な工房にこもっては作業していました。商品ではなく、完全に個人的な私物を作っている訳なので、見つからないようコソコソと孤独に制作を続けましたね。でもその分、誰にも気兼ねなく、売り上げを気にする必要もなく、本当の意味で自由にワガママに作っていけました。
割と早い段階で見つかっちゃったんです、社長に。
「何作ってるんだ?」と聞かれて、思わず「新しい商品です!」と答えてしまいました(笑)そして社長が革や縫製をチェックし「いい商品だね。商品化しましょう」と。まさに商品化が決定した瞬間でしたね。元々は自分のためだけに作った究極のエゴバッグなのですが、作りにはこだわっています。余計なものがガチャガチャ付いていない、本当のシンプルを追求したトートバッグ。シンプルすぎてあまり他では作ってないレベルのキング・オブ・シンプルです。
初めは自分だけが持つ予定の世界でたった1つのバッグだったのですが、今回縁あってクラウドファンディングという形で世の中に出すことになりました。クラファンは初めてで全くなにも分からない状態ですが、少しずつ勉強中です。
多くの人に届き、僕のこだわりを味わっていただけたら幸いです。
革と釣りをこよなく愛するタフガイ
人の心を虜にするトークが魅力の彼は
ごく稀にキソラ店舗に出没
会いに行ってみてはいかがだろうか
わたしたちが作るのは、『made in JAPAN』のレザーアイテム
慌ただしく過ぎていく日々の中で、何が大切で、何がそうじゃないかを
自分の目で見極め、一日一日を丁寧にシンプルに暮らしたい。
そんな日常にそっと寄り添う「kissora」との生活。